結婚式に着物で出席するときの基礎知識

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101.結婚式に着物で出席するときの基礎知識

「結婚式に着物で出席してみたい!」
そう思ったことはありませんか? せっかく日本人なのだから、着物で友人の新しい門出を祝いたいですよね♡

着物には「格」というものが存在します。せっかく美しい着物で着飾っていても、その着物の「格」が間違っていれば周囲の人にマナーを知らない人物として悪い印象を与えてしまいかねません。
そこで、着物の「格」などの基礎知識についてご紹介します☆

着物の「格」

一口に「着物」と言っても、着物の色や柄、素材はさまざま。そして、着物の種類と同様に、着物の「格」が決まっていることはご存知でしょうか。お祝い事のときに着る第一礼装である黒留袖や振袖から、普段着ることのできる小紋までさまざまな「格」の着物があります。

その中で、挙式や披露宴に着ていくことができるのは、「第一礼装」「準礼装(略礼装)」のものです。主催者側の新郎新婦は「第一礼装」の着物を選び、招待客はそれに次ぐ「準礼装(略礼装)」の着物を着用するのが一般的です。

以下からは、女性、男性に分けてそれぞれ着物の種類を見ていきましょう♪

女性の着物

まず、女性の着物について説明します。
女性の着物は、未婚かどうかなども関わってくるので、着物の選び方が少々複雑です。

振り袖

振袖は、未婚女性の第一礼装です。成人式、卒業式などのお祝い事でもよく着られています。
袖の長さによって「本振袖(大振袖)」「中振袖」「小振袖」と分類されます。結婚式に着て行くのは中振袖が適していると言われています。
「本振袖(大振袖)」は花嫁が着用する可能性があるので、被らないように注意しましょう。

黒留袖

黒留袖は、既婚女性の第一礼装です。黒い生地の上に、背中、両胸、両袖の部分に五つ紋を入れてある着物です。結婚式ではふつう、花嫁の親族の女性などが着用しています。

色留袖

色留袖は未婚、既婚どちらの女性でも着ることができる第一礼装です。黒以外の色の無地の着物に、三つ紋か五つ紋を入れてある上品な着物です。正式なものは五つ紋になります。
結婚式では、新郎新婦の親族の女性が着用するのに適しています。

色無地

色無地とは、柄がない無地の着物のことです。紋の数や有無によって用途を使い分けます。
一般に一つ紋のものに、格のある帯を合わせて着用すると準礼装(略礼装)として用いることができます。一方、紋の付いていない色無地はカジュアルな印象になります。

訪問着

訪問着とは、模様が縫い目にまたがる「絵羽づけ模様」が入っている着物のことです。
華やかで上品な着物で、「格」も結婚式にぴったりです。また、未婚でも既婚でも着用することができます。

江戸小紋の紋付き

小紋とは、着物のお洒落着のことです。比較的カジュアルな場面で着る着物ですが、小紋の一種である「江戸小紋」は格式が高いとされ、結婚式で着ることができます。しかし江戸小紋であっても、柄にも「格」があります。柄がカジュアルなものや、紋がない江戸小紋は外出着とみなされ結婚式ではそぐわないと言われているので注意が必要です。

男性の着物

それでは次に、男性の着物について見ていきましょう。男性は女性のように未婚か既婚かで着用できる着物が変わりません。男性の着物のマナーは女性ほど厳密に定まっていませんが、結婚式に赴く際には、「羽織」「長着」「袴」「白足袋」の4つの和装品が最低限必要です。

黒羽二重五つ紋付き

男性の着物の第一礼装は、黒羽二重五つ紋付きだと言われています。年齢や未婚、既婚に関係なく、五つ紋が入った羽織と袴がもっともフォーマルです。結婚式では、黒羽二重五つ紋付きは花婿や仲人の衣装となります。

お召一つ紋付き

男性の準礼装(略礼装)にはさまざまな組合せがありますが、その一例が「お召一つ紋付き」です。「お召一つ紋付き」とは、お召か紬の着物に、三つ紋か一つ紋が入った着物のことです。紋が正式に付いていることで、女性の色無地紋付き、訪問着と同じ格になります。ゲストの装いとしてはスーツが一般的ですが、着物が選ばれることもあります☆

「格」のチェックは大切♡

いかがでしたでしょうか?
着物の「格」は、着物を着て出かける場にふさわしいものである必要があります。自分が結婚式で着る予定の着物の組み合わせや柄は間違っていないでしょうか? あらかじめしっかり確認して、結婚式当日に備えましょう☆

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